シンエヴァ 感想

シン・エヴァンゲリオン劇場版:||を観てきました。

自分は普段からエヴァとアスカ好きってのたまってるけど、正直公開日決まった時もへーって感じやったし前日に一応Q観返しただけだったし、初めて観てSS漁りまくってた時みたいな熱量は無いって自分でも分かっていた。それでも本当に良かった。観終わった瞬間は、なんというか全部許せるような気分になった気がした。

時間が経つにつれてアスカの「好きだった」がボディーブローみたいに効いてきた。そりゃ14年経ってるからしょうがないけど、シンジとアスカを応援してきた身からすると現実突きつけられた気分になってマジで辛かった。まだアスカ、幸せになれよ!みたいな気分にはなれない。まあループしてるかパラレルワールドなのは確実だろうから、多分色んなエンドあるうちの1つなんだろうけど。

それと同時にあー俺はアスカっていう人間じゃなくて単なるキャラが好きだったんだな…みたいな当たり前のことに気づかされた。すっげー嫌な言い方すればシンジのことが好きなアスカが好きだったんだろーなーという。まあ別にそれで良くね??みたいな気持ちもある。多分しばらくは人妻見るみたいな気持ちでアスカを見ることになると思う。

個人的には、ケンスケはアスカとくっついたんじゃなくてアスカを支える家族みたいなポジになったんだと思う。ラストもマリシンってわけじゃなくシンジを救う役割が真希波しかいなかったってだけやないんかな。

やっぱ俺は旧劇のどろどろのラストが好きだ。今は。大人になってからまた観返したら感想も違ってくるんだと思う。でも、皆救われて良かった本当に。特にシンジとオヤジの対話はもう無いままで終わるんじゃねーかと思ってたからあって良かった。

4年前の夏、脚が痛くて眠れなかった。ずっとエヴァを観ていた。人生で初めてちゃんと観たアニメだったかもしれない。すぐ新劇を観て漫画も買った。二次創作のretakeも読んだ。朝まで考察読んだりした。凄く楽しかった。

本当にこれで終わりなのが寂しい。受け入れたくない。終わらないでほしい。どんな形であれ、またやってほしい。

この作品を劇場で見れて良かったなって思うし、改めてエヴァっていう作品が自分の決して少なくない部分を形作ってたことに気づけて良かったと思う。

本当にありがとうございました。